精度を上げるトレーニング

トレーニング概要

精度を上げるトレーニングは大きく2つに分かれています。

1つは距離感を掴むトレーニングで、もう一つは焦点を正確に合わせるトレーニングです。イメージ的にはバスケットボールに例えると、前者はどこからシュートを打ってもリングに当てられるようにするトレーニング、後者はシュートを入れる確率を高めるトレーニングといった感じです。

また、前提として、「目をニュートラルにすること」と距離を伸ばすトレーニングである程度「水晶体が伸ばせるようになっていること」を想定しています。

◆距離感を掴むトレーニング

このトレーニングでは、水晶体を距離に応じて適切な厚みに伸縮できるようになることを目的としています。

やり方としては「距離を伸ばすトレーニング」を応用した方法で、以下の手順で行います。

①なるべく遠くの目標に焦点を合わせようと水晶体を伸ばす

②①の目の状態をなるべく維持することを意識して少し近い位置の目標を見る

このとき、②の目標が自分から近い位置だと、目が寄ることで力が入りやすいので、初めは目のニュートラルを意識しやすい距離から始めると水晶体の動きを感じやすいです。

また、視点を素早く切り替えるよりも、ゆっくりとしっかり水晶体を距離に合わせて適切に伸ばすということを意識しましょう。

◆焦点を正確に合わせるトレーニング

このトレーニングは、水晶体を普段よりも薄く延ばすことで焦点を合わせようというのです。したがって、眼軸が長い場合や、長年メガネやコンタクトをしている場合に有効かと思いますが、急に視力が落ちたという場合は、あまり効果がないかもしれません。

〇近い距離で水晶体を伸ばしながら焦点を合わせる感覚を掴む

距離の目安として文字が少しぼやけて見える程度でまずは行います。

目をニュートラルにすることを意識し、さらに水晶体を伸ばすために文字よりも少し奥を見るつもりで、焦点を合わせようとしましょう。目を開くと焦点が合ってくるような感覚があればよいです。

難しいようであれば、文字ではなく遠近感のある画像を使って、奥の方に焦点を合わせようとすると、やりやすいと思います。

近い距離では目が寄って力が入りやすいため、片目ずつと両目の両方を行った方が、感覚を掴みやすいです。

もし、焦点が合ってくる感覚が得られないようであれば、距離を伸ばすトレーニングや上記の距離を合わせるトレーニングを行って、水晶体の動きをスムーズにしてから行いましょう。

〇3~5m程度先に焦点を合わせる

近い距離で焦点が合ってくるようになってきたら、距離を変えても焦点が合わせられるように違う距離でもトレーニングをしましょう。

あまり遠いと、水晶体を伸ばすトレーニングになってしまい、水晶体の厚みを調節するトレーニングにならなくなるので、数m程度が良いです。

〇急に視力が落ちた場合

この場合は、一時的に水晶体の動きや目の筋肉の動きが悪くなっているだけということも考えられますので、まずは水晶体を動かすトレーニングや、ガポールバッチといったピントの調節を行うトレーニング、目のストレッチなどを試してみた方が良いかと思います。