視力を上げる際に、例えば0.1から0.5のものが見えるようになってきたとしても、焦点が合ってくるまでに数秒もしくは数十秒かかるようでは、日常生活では見えないままです。
したがって、精度を上げるとともに、その精度まですぐに焦点を合わせられるように速度も上げることが重要になります。
そこで、いろいろな距離に素早く焦点を合わせられるようにトレーニングをする必要がありますが、闇雲に距離を変えて焦点を合わせようとしてもなかなか速度は上がってこないので、しっかり焦点を合わせながらトレーニングをする必要があります。
また、速度を上げるトレーニングは、精度を上げるものではないため、精度を上げるトレーニングで上がったところまでスムーズに見えるようにするものだと考えてください。
◆同じ距離で繰り返し焦点を合わせる
このトレーニングは精度を上げるトレーニングの延長になります。焦点が合うようになってきたら、まずはその目の使い方に慣れ、さらにすぐにその状態になれるようにすることで焦点を合わせる速度を上げていきます。
①水晶体を少し伸ばすようにすることで焦点が合ってきたら、焦点が合っている状態を維持するようにしましょう。
②少し維持したら一度目線を外して、強く瞬きしたり、上下左右をキョロキョロと見てリラックスしましょう。
③再び焦点が合っている状態に戻し、その状態をなるべく長く維持しようとしましょう。
これを繰り返して、焦点が合っている状態に慣れるとともに、目の使い方を上達させましょう。
◆距離を変えて繰り返す
①上記の焦点が合っている状態に慣れるトレーニングを距離を変えて行いましょう。
このとき、距離の差はそこまで広くする必要はありません。
②近い距離に焦点を合わせる⇒目線を外してリラックス⇒少し遠い距離に焦点を合わせる⇒目線を外してリラックス、という順番で距離を変えて焦点を合わせましょう。
③②の目線を外してリラックスするステップを除いて、2つの距離を交互に見ましょう。
④慣れてきたら、2つの距離を離していく、もしくは交互に見るのを速めていくなど、強度を高めていきましょう。