トレーニング概要

視力トレーニングを行っていると、1日思いっきりやったからといって、効果が大きいわけでもなく、
しっかり休んだり、継続することで効果を感じたりと、筋トレやスポーツのトレーニングと似ているな
と感じています。

基本は目の脱力

まず大切なのは、しっかり脱力をして、目のマッサージやストレッチをして、目の周りをほぐすこと。
これはなるべく毎日、特に寝起きと寝る前にやっておくと効果的です。

そのうえで、目のピント調整能力を向上させるトレーニングを行っていくのが基本になります。

このトレーニングについてですが、以下の2点に気を付けながら行うことで効率が良くなりました。

①イージーモードから始める

 どんなトレーニングもまずは低負荷でフォームを気を付けながら行い、慣れてきたら強度を上げると思います。
 目のトレーニングも同様で、まずは簡単なトレーニングから始めましょう。
 例えば遠くを見るトレーニングを行うにしても、全く見えない遠くを見てもリラックスはできてもトレーニングにはならないので、何を見ようとしているのかがギリギリ分かる程度の距離のものを見た方がいいです。

②ピント調整機能を3つに分けて鍛える

 漠然とピント調節機能と言われますが、以下の3つに分けてそれぞれを意識した方が効率がいいです。
  ・距離
  ・精度
  ・速度
 まず距離はどのくらい遠くまで焦点を合わせられるかです。これははっきり見える必要はなく、焦点を合わせようとできるかという感じです。
 精度はどれだけはっきりと見えるかなので、一般的に連想されているイメージと近いかと思います。
 さらにいろいろな距離で焦点を合わせられるかということが加わります。
 最後の速度は距離が変わったときにどれだけ早くピントを合わせられるかです。
 このように考えると、まずは距離を伸ばして、次に精度、最後に速度といった順に鍛えると効率が良いかと思います。

 上記①、②を踏まえると、よく言われている近くと遠くを交互に素早く見るというのはかなりレベルが高いトレーニングと言えるかと思います。
 私は視力向上のためというよりは、視力が良い方が落ちないように維持するためのトレーニングかなと考えています。
 なので、視力向上のためには、ここからレベルを落としたトレーニングをした方が良いと思います。

注意点(結構重要)

 トレーニングを行う上での注意点です。もしかしたらこれが原因で効果が出ない方がいるかもしれません。
 それは、しっかり目の調節機能を使うことを意識することです。
 具体的には遠くを見ようとするときに、目を細めたり、力んだりせずに、しっかりと目を開いて見ることです。
 この感覚が掴めると、ピントがぐっと合ってくるような瞬間があったり、目のピント調節機能が戻ってきているという感じれるようになるかと思います。

 最後に、トレーニングをしたらすぐに効果が出るものではなく、大抵は良く寝た翌日、目に疲れが残っていたらさらにもう1日休んだ後に、なんだか前よりも少し良くなったと感じるようなものです。


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