【重要】目の脱力

 ここで書く内容が視力を鍛えるうえで、一番大切ではないかと思っています。後半の「目をニュートラルに」を意識することで、数年間効果を感じられなかったのが、徐々に視力の向上を感じられるようになりました。

目を脱力させる

 慣れないうちは以下の手順でしっかり脱力することをお奨めします。

①ソファなどに深く腰掛け、頭まで背もたれで支える

 (このとき、自然と斜め上を見上げるようになっていると良いです)

②背中が背もたれに沈み込むようにゆったりと力を抜く

③背中が沈む込むのに合わせて舌も下に落ちていくようなイメージで力を抜く

④目を閉じて、目が舌に引っ張られていくようなイメージで力を抜く

 目が脱力できてくると目の下側あたりがじわーっとしてくるかと思います。

 この状態で少し顔を左右に向けてみましょう。上手く脱力できていると、眼球の重みで、目も左右に揺れるかと思います。ついでに、左右に揺らすことで筋肉がほぐれるので結構気持ちがいいです。

⑤上を見るように眼球を上にあげてから、ふっと力を抜く

 意識的に力を抜くことで、余分な力も抜けて、より脱力できます。

⑥強く瞬きをしてからもう一度脱力する

 初めのうちは知らず知らずに力が入ったり、強張ったりするので、ぎゅっと目を瞑ってリフレッシュしてから、もう一度脱力しましょう。

 まずは④までゆっくりやって、⑤と⑥は気持ちのいい範囲で何回か繰り返すとより効果的かと思います。

 朝起きたときと夜寝る前にやると、硬直していた目をほぐせるので、できれば朝晩の2回毎日続けられると良いかと思います。

 可能であれば、PC作業やスマホを長時間見ていた後にもやれると、目のリラックスになります。

目をニュートラルに

 近視の方は、近くのものを長時間見続けるということをしていた方がほとんどかと思います。両目で近くのものを見るときは目を寄り目にしますので、どうやら遠くのものを見るときも、寄り目の方向に筋肉が硬直してしまって上手く動かせていないようです。ですので、「目をニュートラルに」(寄り目がちの解消)を意識することが重要です。

 具体的なやり方は目の脱力の延長で、④のときに顔を左右に向けてみて目の重みを感じてみるということをしたかと思いますが、これを左右同時にやるだけです。

 つまりは、顔は正面のまま、少し離れ目になるように、斜め下方向に目が広がっていくことを意識しながら脱力してください(実際に離れ目になる必要はないです)。目を斜め下方向に見開くようなイメージです。

 そうすると、目尻の下あたりがよりじわーっとする感じがあるだけでなく、筋肉が硬直している方ほど、目頭のあたりが引っ張られ、痛みを感じる方もいるかもしれません。

 この状態を維持したまま、なるべく広い視野で周りを見てください。きっとジーンとする目の痛みや、こめかみや耳の周りの違和感を感じると思います。これらが解消していくことで、視力が向上していきます。


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