体験記3トレーニング初期

体験記2:視力回復の可能性を調査

トレーニングにあたっては、視力回復の可能性を調査する過程で、目の構造から視力が回復するとしている学説の紹介など、詳しく書かれていたウェブサイトの内容をいろいろと試してみました。

(そのウェブサイトのリンクを貼りたいと思いましたが、すでに閉じられてしまったようで、ヒットしなくなってしまいました。)

視力は回復するとしたベイツ理論は、簡単に言えば目の周りの筋肉が強張って眼球を締め付ける結果、眼軸が伸びてしまうので、筋肉を緩めることで眼軸が戻る可能性があるというものらしいです。

ということで、トレーニングは目の筋肉を緩めるようなものがメインでした。

◆目の周りのマッサージ

目の筋肉をほぐすために、ぐりぐりと目の周りをマッサージするものです。目の筋肉が繋がっている範囲は意外と広いらしく、耳の周りまでほぐすと良いそうです。

ということで、とりあえずお風呂上りと、その他に気が付いたときにぐりぐりとマッサージしてみました。

◆目の脱力

目の脱力のやり方の詳細はこちら⇒【重要】目の脱力

とりあえずやってみるものの、どのような状態が脱力状態なのか、できているのかよく分からないけど、目の下側がジワーっとしたので、できていると信じて続けてみる。

◆スウィングストレッチ

肩幅くらいに立って、目の脱力をした状態のまま、体を左右に捻る動きです。このとき腕はブラーンと自然に体に巻き付くような感じ。視線は体の捻りに合わせて左右に振られる感じです。

これがまあ気持ちいい。遠心力で自然と目の周りがほぐれるのか、目の脱力をしただけよりもジワーっとする感じがより強く、効いているなと感じました。

◆裸眼で生活

トレーニングというわけではないですが、少しでも視力が早く回復するようにと、裸眼で生活してみることにしました。とはいえ、裸眼の視力は0.01。ほとんど何も見えないので、何かあったときのために、胸ポケットに眼鏡を入れてという感じです。

裸眼で生活して感じたのは、まず怖い。段差が見えないので、躓くことも多いし、夜間は車のライトは見えても、ぼやけすぎて近づいているのか、ライトを点けたまま停まっているのかが分からない。塀や壁もぼやけているので、どこに曲道があるのか、このまままっすぐ行って大丈夫なのかが遠目では全然分からない。

これは非常時に眼鏡もコンタクトもなくなったら終わるなと改めて思いました。

ただ、通勤電車の中で、外の景色を眺めたり、広告に焦点を合わせようとしたりと、通いながらトレーニングができるので、スマホを見たり、座れたときに寝たりするよりは、有効な時間の使い方ができるようになった気がします。一方で、朝の通勤ラッシュで満員のときに胸ポケットの眼鏡が圧迫されて歪んだりレンズが外れたりとトラブルもありました。

もし同じように裸眼生活に挑戦しようという方がいましたら、眼鏡はカバンの中がおすすめです。

◆効果が出ない初めの2週間

目の脱力とかスウィングストレッチを続けて2週間経っても、効果はほとんどかんじられませんでした。

変わったのは、目の周りが少しほぐれてきたのか、左目がピクピクするようになったこと。このまま続けていいのか不安になりましたが、ピクピクするのはほぐれている途中で、そのうち治まるだろうと信じて続けることにしました。

ただ、成果が出ないのは悲しいので、他の巷で視力が回復すると言われている方法をいろいろ試してみることにしました。

〇マジカルアイ(3D画像)

ほんとは裸眼で出来た方がいいのかもしれないですが、裸眼だと画像がぼやけて良く見えないので、眼鏡を付けたまま挑戦

焦点位置をずらしたり、しっかりと焦点を合わせたりする練習になるのか、目をしっかり使っているなあという印象でした。

〇視力が回復するという動画

大きさが変わる黒い丸を見つめたり、動く点を目で追うという動画で、遠くのものを見るのと、近くの小さい点を見るのは変わらないので、この動画を観れば視力が回復するというものでした。

何日が続けてみましたが、画面をずっと見つめることになるので、目は疲れるものの、視力が回復しているとは思えませんでした。

まあ、良く考えなくても遠くのものを見るのと、近くの小さな点を見るのが同じなわけがないんですよね。

それを言ってしまうとほんとに近ければ近視でも小さな点が裸眼でも見えるわけですし。

ということで、この方法は数日で止めました。

〇遠近感のある絵を見る

遠くのものを見ると目がリラックスするけども、遠近感のある絵でも同様の効果が得られるので、遠近感のある絵を見ていると目の疲れが取れて視力が良くなるというものらしいです。

なんというか、いくら遠近感があっても近い絵を見ても焦点距離が長いわけでもないので、あまり意味がないのではないかという納得がいっていなかったからか、何日が続けては見ましたが、効果を感じなかったこともあり、止めてしまいました。

もしかしたら効果があるのかもしれないですが、自分には合ってない。そんな気がした方法でした。

〇目を良く動かすトレーニング

これは文字を探したり、複雑な模様を目でなぞったりといろいろなものがありましたが、どれも目を良く使ったなという感覚はあるものの、視力が良くなったという印象はありませんでした。

目が良くなるとされたガボールバッチも試しましたが、同様でした。

どうやらこのトレーニングは目を良くするというよりは、目のコンディションを整えることで、ピント調整能力を戻すもので、軸性近視にはあまり効果がないようです。

〇効果を感じたのはマジカルアイくらい

いろいろな方法を試しましたが、ほとんどの方法があまり効果を感じませんでした。ただ、マジカルアイは、少し視野がクリアになったような気がしました。

◆断念の危機とミラクルタイム体験

あまり効果を感じていないトレーニングではあるものの、ストレッチやマッサージの効果は出てきていたので、マジカルアイも続ければもっと効果があるかもしれない、目を動かすトレーニングも変化があるかもしれないと、コツコツと続けてみることにしました。

その結果、目がピクピクするのは無事に治まりましたので、ほぐれている途中だったんだなと安心しましたが、視力については横ばいでほとんど効果を感じませんでした。

そんな状態でトレーニングを始めて1か月経ちました。あまり意味がなさそうだし、そろそろやめようかなと悩んでいました。

が、ある日信号待ちをしていたときに、ふと道路の反対側に目を向けると、ずっと瞬きを我慢しているときのようなジーンとする痛みとともに、焦点がググっと合っていき、一瞬ではありましたが、まるで眼鏡をしているかのように、視界がクリアになったんです。

驚きました。再現したくても、このあとは起きませんでした。あれはなんだっただろうと思いながらも、もう少しだけトレーニングを続けてみることにしました。

そして、その後は歩いているとたまーに同じように目の痛みとともに焦点が合っていくということが起こるようになりました。

この焦点が合っていくときを「ミラクルタイム」と呼び、今はたまにだけど、これが当たり前になったら、視力が回復するかもしれないと、モチベーションも上がりました。

→体験記4:長い停滞期(執筆中)


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